ベトナム・ホーチミンの風俗に潜む危険とトラブル

バイクにまたがるベトナム美女

旅慣れた旅行者や出張者ともなると、東南アジアという異国の風俗巡りも楽しみの一つ。日本人女性とは違う体つき、雰囲気、性格のベトナム人美女と、甘いひとときを、と考えている男性は多いはず。

しかし、ベトナムは社会主義国であり、まだまだ発展途上国。そこに潜む甘い罠とリスクはすべて熟知していますか?
もちろんリスクがスパイスになってより興奮する、という意見も理解できます。それでも、考えるべきはその後にどんな危険が待っているか、ではないでしょうか。

今回はベトナムのホーチミンの風俗を中心に、考えられる危険をご紹介したいと思います。

立ちんぼは性病とオカマの危険性大

日本でもフィリピン人や台湾人の立ちんぼはラブホテル街を深夜歩けばいくらでも見ることができますね。ベトナムでもやはり立ちんぼは多くいます。ホーチミンであればバックパッカー街のファングーラオ通り周辺が多くいます。そのほかディエンビエンフー(Dien Bien Phu)通りのマクドナルド周辺にはバイクにまたがるホンダガールが多く、5区のリートゥオンキエット(Ly Thuong Kiet)通りを北上したところには、若いベトナム人美女に混じってオカマがたくさんいます。

ベトナムの立ちんぼで気をつけなければならないのは、まず第一にオカマを見極めることができるか。筆者の友人はこれに引っかかりました。声も女そのものなので、なかなか薄暗い夜で見分けることはできません。オカマとわかっても一旦ベッドインしてしまえばキャンセルはできません。貴方はどうしますか?

また、それだけではなく、淋病や梅毒、最悪HIVといった性病の危険性も高いです。彼女たちは一日多いときで5~10人以上相手をしますし、性病検査もしません。立ちんぼを利用する男性はほとんどが現地人の低所得者ですので、彼らの生活を鑑みたら、さらに危険度はアップ。噂ではとある立ちんぼ通りには、ベトナム人立ちんぼのHIV保持率が6割を超えているところがあるそうです。いったいどこでしょう……。

ホテルでデリヘル&風俗嬢との一戦後に警察が乱入

ベトナム人女性とホテルで身体を交える、となると、考えられるのはクラブで知り合ったセミプロの売春女性、もしくはデリヘルですね。安ホテルであれば、ホテルのオーナーやスタッフが「女買うかい?」と誘ってきますが、これもこちらと同様。

ホテルは一見安心、安全に見えますが、もしベトナム人相手側が指定してきた場合は要注意。行為をする前後に、警察(公安)の制服を着た男が突然部屋に乱入。ベトナムでは法律で未婚のベトナム人女性と外国人男性が21時以降に同じ部屋にいてはいけないというものがあります。そこで本物かどうかはわかりませんが、部屋に入ってきた警察が「署まで来い」と言ってきます。もしその場で穏便に済ませたいのであれば、ほぼ有り金を賄賂としてとられるでしょう。

また、軽いレベルでいえば、シャワーを浴びている隙に財布を抜かれて、そのままとんずらされることもあります。

ちなみに、警察が部屋に入ってくるトラブルは、まず間違いなくホテルぐるみ。日本人が滞在するようなホテルではそんなことありません。ですので、レタントンのカラオケやガールズバーのベトナム人美女のような、ある程度信頼できる女性を自分のホテルに連れ込む分には問題ないでしょう。少なくとも警察に摘発されたという話は、あくまでもリスクの噂であって、実際に体験したという話は聞きません。

置屋で怖いのはHIVと警察の摘発

発展途上のベトナムでは、大都会のホーチミンであっても置屋がいまだたくさんあります。置屋は通り沿いに一軒ぽつんとあるのではなく、置屋通りのように、ある通り沿いに十軒近い平屋が並んでいるのが特徴です。

その置屋で待ち受けるトラブルは2つ。1つはやはり性病の問題。置屋は一発20万ドン(1000円)程度と破格の安さであることから、多くのベトナム人が通います。若い女性は人気がありますし、40代以降の女性は長年置屋勤め。性病の危険度は変わりないと思います。さらに、ベトナム政府保険省の調べでは、ホーチミンの売春婦のHIV率は約3.7%。これは30回行ったら一回感染する可能性があるということ。どのくらい怖いかおわかりでしょうか。

もう1つは、安ホテル同様警察の摘発が挙げられます。置屋通りのことはもちろん警察も知っていますので、機会を狙って時折摘発に動きます。ただし、置屋側も対策を講じていて、警察がやってくると仲間が知らせてくれます。すると、置屋は一斉にドアを閉めて鍵をかけて、警察が過ぎるのをじっと待ちます。もし自分も置屋の中にいるのであれば、しばらく暗い部屋の中で待たされることになります。その間の心臓のバクバク具合といったら……。駐在員であれば、「こんなんで捕まって会社に知れたら……」と後悔の嵐を体験することになるはず。

ベトナムの風俗はそれでも人気の理由

ここで紹介した以外にも、考えられる危険やトラブルはたくさんあります。ベトナムに行くたび来る出張者やホーチミン在住駐在員は、もちろんこのトラブルとリスクを承知でベトナムの風俗を楽しんでいます。やはり、ベトナムの風俗にはそれだけの魅力があるのでしょうね。風俗を満喫するさいは、くれぐれもはめをはずさないように、そしてあらゆるトラブルを想定した上で遊びに行きましょう。