ベトナムで夜の会社接待。気軽な風俗、「カラオケ」が王道
日本では会社の接待と言えば、キャバクラが一昔前の王道でしたね。現在は接待自体禁止している企業も多いようですが、やはり接待される側としては、もてなされる分には嬉しいものです。ベトナムで働く日本人にとっても接待は重要な仕事の一部。小洒落たお店に連れて行くだけなら容易いのですが、それだけでは基本は終わりません。
ベトナムでは取引先や日本から来る上司を接待する際は、「カラオケラウンジ」に連れて行くのが定番中の定番です。
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日本から来る上司にびっくりしてもらおう
カラオケラウンジと言われても、ベトナムの事情を知らない日本人はピンとこないでしょう。食事後に「夜のお店をどこか紹介してくれる?」と上司に言われた場合、ベトナム在住日本人であれば、まず第一候補に挙がるのがカラオケです。ハノイやホーチミンといった都心には町の中心部日本人町が構成されていて、その界隈には日本のキャバクラを模したカラオケラウンジがあります。ホーチミンのレタントン通り界隈には30以上のラウンジがあるから驚きです。
ベトナム在住歴が長いと、もっと安くてもっと簡単にベトナム美女と夜遊びができる場所を知っているものですが、公安対策やぼったくりの有無などが心配です。そこで、大方の在住者が接待で重宝するのが、日本人びいきのカラオケラウンジというわけです。客層は90%以上が日本人ですので、どのお店も日本人の志向やサービスの理解に努めています。質はお店によってピンキリなのが正直なところなので、まずは良質なカラオケ店を見つけることが先決。
接待場所としてのカラオケ店の重要な役割
カラオケの基本システムはどこも同じで、飲み放題・歌い放題・女性1名指名が付いたパックメニューを用意しています。女の子は日本語が話せる子も多いので、ベトナム語や英語ができない重役の方、お年寄りの方でも十分満喫することができます。
また、良質な店はオーナーやママ、チーママが非常に厳しく在籍レディを教育指導しているので、レベルの高いサービスを受けることができます。日本のように風俗店が小奇麗に発展していないベトナムでは、正直言って日本人のお偉いさんを喜ばせることができるナイトスポットはカラオケ店くらいのものです。別のエリアには高級ラウンジもあるのですが、日本語ができるレディはほとんどいませんし、心臓に響くようなDJの音で不快な思いをすることでしょう。
ベトナムで不快な思いをしないために……
接待をする場合、もしくはされる立場の場合でも同じことが言えるのですが、まず第一に考えるのは、「不快な思いをしないための行動を心がける」ことです。日本のようにどこのお店に入っても、とりあえず一定のサービスレベルは受けることができる……なんてことを考えてはいけません。ここはベトナム。まだまだ日本人が満足するようなサービスを提供してくれるお店はごく僅かしかありません。
だからこそ、失敗しない接待をおくるためにも、安心・安全・信頼をモットーにしているカラオケ店を探すところから始めてください。ただ、接待でおすすめできるカラオケ店というのは、在住日本人みんなが利用している店でもあるので、旅行者のハイシーズンなどと重なった時期だと、満室の状態が続くことも多々あります。事前予約をするのは必須ですし、満室の場合に備えて、候補となるカラオケ店を3つ4つ自分の中で持っておくのが定石といえるでしょう。