ホーチミンの置屋は要注意!取返しのつかないトラブルも

怪しげなお店。その正体は……

ベトナムには「ニャートー」と呼ばれる置屋があります。近年は大分減少して、ホーチミンの中心エリアではめっきり見なくなりましたが、それでもまだ少しバイクやタクシーで走ったところには、置屋が10軒近く並ぶ置屋通りがあります。旅行者や出張者、在住者の中でも怖いもの見たさに足を運ぶ人も少なくありません。

そこで、今回は置屋にまつわる注意事項をご紹介したいと思います。置屋で遊びたい方は、必ずこちらを一読してください。もしかしたらとんでもないしっぺ返しを食らうことになるかもしれませんよ。

置屋の暗さを利用した悪質な手口

どこの置屋も基本的に間取りは一緒。ローカルと外国人向けかによって清潔の度合いは変わりますが、いずれも部屋は薄暗く、汚いトイレ兼シャワールームがあります。ローカルの置屋では階段で上がるロフトがあり、そこで寝泊まりする風俗嬢もいます。

ここで気を付けなければならないのが、暗がりの部屋を利用したトラブルで、主にローカルの置屋で見られます。手口は簡単。暗がりの中に、ロフトかトイレに1人隠れていて、行為中にそっと忍び寄り、脱ぎ捨てたズボンから財布を抜き取るというもの。「狭い部屋だから気配で分かるよ」と考えるかもしれませんが、行為中に別のところに気を配ることは果たしてできるでしょうか。

ちなみに、このような手口を働く置屋の多くは、風俗嬢が「先にお金払って」と前払いを要求します。基本ローカル置屋では後払いなので、そこで訝しく思うのがトラブル回避の糸口です。

公安(警察)に摘発される危険性

ベトナムでは風俗は法律で禁止されていて、買春よりも売春の方が重い罪となります。通常ベトナムの風俗店経営者は公安(警察)に賄賂を払って内密に営業しています。しかし、置屋の実情は分かりませんが、しばしば警察の摘発が見受けられます。もちろん置屋側も対処法を考えていて、常に置屋のある通りには男がバイクで警察を監視して、何か動きがあればベルを鳴らして置屋に知らせます。すると、置屋は一斉にシャッターを下ろして即閉店。

しかし、ここで考えてほしいのは、もしその時自分が置屋で行為中だったら……というもの。

以前筆者と友人でローカル置屋に行ったときの出来事です。
筆者は外で待っていて、友人は中で行為中。そのとき、バイクのエンジン音とベルの音が断続的に鳴りはじめました。すると、計10軒ほど置屋が一斉に引き戸を閉め、さらに門を閉じて施錠をはじめたのです。その数分後に公安が車に乗ってのろのろとやってきて、お店を巡回。

それから5分程度の沈黙が続き、公安が過ぎ去ったのを確かめたあとに置屋が再び一斉に店を開けました。
「暗い部屋の中に閉じ込められてめっちゃ怖かった!」
と泣きべそになっていた友人。彼はベトナム語ができないので、閉じ込められた理由を聞くこともできずにただただ縮こまって心臓をドキドキさせていたようです。彼は東南アジアの風俗には慣れていますが、だからこそ様々な想定されるケースが頭に過ったようです。

HIVの危険性。驚く所持率

?最後はこちら。数年前に報じられたベトナムのニュースには、ベトナムの風俗に通い詰める日本人の誰もが驚愕しました。
まずはこちらをご覧ください。

ハノイ……17.5%
ホーチミン……3.7%
カントー……8.7%

こちらは「ベトナムの風俗嬢のHIV感染率」です。
ハノイはまさかの2割弱。5回風俗に行ったら1回感染する可能性があるレベルというから驚きです。
もちろん置屋では100%コンドームを付けるべきなのは皆さんもご理解いただけるかと思いますが、ゴムのない部分が接触していたり、挿入途中に外れてしまったり、やぶれてしまったりすることは考えられますね。

また、置屋は一回1000円程度と破格の安さ。だからこそ風俗嬢は四六時中ベトナム人の男を相手にしています。ある風俗嬢は1日10人相手をしていますし、またある風俗嬢は1日20人以上を相手にすることも。当然HIVを所持している男性と当たる確率は上がりますね……。

本当に置屋に行くべきかを今一度考える

筆者もベトナムに来たばかりのときは、怖いものみたさ、東南アジアらしさ、ベトナムらしさを求めてしばしば置屋を利用したことがあります。しかし、置屋で事を終えたあとは、決まって何かしら大きな不安が胸の真ん中に残るものです。ベトナムの風俗は当サイトで紹介しているカラオケやガールズバーや、その他にも床屋やマッサージ店など幾つもあります。その中で最もリスクの高い置屋を目指すのであれば、今一度本当に行くべきかを考えてみてください。