ホーチミンにある中国系風俗カラオケの実態

混沌とした中華街

ホーチミンの定番風俗として挙げられるカラオケ店。好みの女の子を選んで、一緒にお酒を飲みながらカラオケを楽しむ。その後は女の子と交渉してホテルへ一緒に……。

それがベトナム風俗の定番ですが、カラオケには日本式と韓国式、そして中国式という種類があります。日本人に馴染みのあるのはレタントンエリアの日本人町に集中している日本式カラオケ。それとベンタイン市場南方と7区に点在している韓国式カラオケ。そして、チャンフンダオ通りから5区と6区の中華街チョロンにかけて点在する中国式カラオケがあります。

今回は日本人には馴染みのない中国式カラオケの実態をご紹介したいと思います。

頻繁に摘発されている中国式カラオケ店

怪しい道を歩いた先は……

ホーチミン市内には数百のカラオケ店(通称KTV)がありますが、ベトナムで風俗は違法となるため、すべてのお店は公安警察と癒着しての営業となります。しかし、中国式カラオケ店の中には隠れて営業しているところも多いため、公安の摘発に入られては店名を変えて営業を繰り返しています。

中国カラオケのサービス内容

中国式カラオケといっても、サービスの内容は実はレタントンの日本式カラオケとほぼ同じ。最初にカラオケルームに通されて、その後10人程度の女の子が部屋に入ってきて、その中から好きな子を選びます。客層は中国人、台湾人、華人となるため、在籍している女の子の半分ほどは中国語を離すことができます。

女の子を選んだあとは、ママが部屋に入ってきて、1人1人回ってお酒飲みかわします。これは日本式や韓国式にはない演出ですね。その後はカラオケや中国ゲームのチンチロリンなどを女の子と一緒に楽しみます。

料金体系に気を付ける

日本式では料金体系を明瞭にするため、飲み放題というシステムを採用していますが、中国式は少し違います。韓国式と中国式は飲み放題ではなく、すべて別々に料金が発生します。

主に発生する料金は下記となります。
・カラオケ代……40ドル
・女の子指名(1人)……15ドル
・ビール……3~5ドル
・ボーイへのチップ……10ドル前後
・ママへのチップ……10~20ドル

フルーツの盛り合わせは基本は部屋代に含まれていると思っていてください。また、ボーイとママのチップは客1人につき支払うのではなく、1部屋あたりとなります。

ホーチミンの中国式カラオケは日本式よりも過激

ホテルは自前で用意するのがいい

サービスは日本式と比べてもそれほど違いはありませんが、下記のような違いもあります。

1.服装がセクシー

日本式カラオケ店の制服はアオザイやミニスカなどが主ですが、中国式はもっと過激な服装で接客してくれます。クラブにいそうな露出度が高い服の子もいれば、シースルーで乳首が普通に透けて見える服の子もいます。

2.基本は持ち帰りが前提

日本式カラオケ店では、大体在籍レディの2割から4割、多くて6割くらいの子が持ち帰り可能。しかし、中国式の場合は持ち帰りを前提としている店が大半のため、在籍している子の8割から9割程度が持ち帰り可能となります。

値段は安い?高い?

カラオケ代だけで選ぶなら、日本式の飲み放題システムがとにかく安いです。日本式カラオケ店の場合の予算は40~50ドル。女の子の飲み代を含めても60ドル程度です。

一方中国式カラオケの予算は、およそ60~80ドル程度となります。ただし、日本式の場合は持ち帰り代が非常に高くつき、相場は150~250ドル。一方、中国式では100ドル~150ドルと差は歴然。持ち帰り代も含めると、予算はほぼ同じか少し中国式の方が安くつきます。

やっぱり日本式が一番おすすめ

中国式カラオケは部屋はそれほど綺麗ではありませんし、女の子も日本語は話せません。スキンシップは確かに日本のそれよりも過激ですが、警察の手入れもありますので、日本人旅行者や駐在員にとっては、それほど魅力を感じるナイトスポットではないかもしれません。総合すると、やはり日本式の風俗店が一番安全かつ日本人客の需要を満たしていると言えます。