ホーチミンの路地裏「日本人町」を散歩
ホーチミンの市民劇場から徒歩10分かからないところにある日本人町。レタントン通りとタイバンルン通りの路地裏に広がり、一帯が昭和の古き懐かしい雰囲気が漂っています。日本食レストランや居酒屋だけではなく、マッサージ店やガールズバー(カウンターバー)なども多く建ち並び、初めて訪れた方にとっては、ちょっと刺激があります。
今回は路地裏に広がる、ホーチミンで最大の日本人町をご紹介します。
目次
レタントン通りの日本人町のアクセス方法
日本人町の入口は複数ありますが、オーソドックスなのはレタントン通り、もしくはタイバンルン通りです。夜になると、提灯が頭上に灯り、ノスタルジックな香り漂う町へと変わります。ここで営業している多くのお店は夜営業。居酒屋、立ち飲み処、バーなどはすべて18時頃から営業開始するので、日が落ちてから足を運ぶのがよさそうです。
日本人町の歩き方
路地裏にある日本人町は、無数の細道が蜘蛛の巣状に伸びていて、たまにしかホーチミンへ来ない出張者や旅行者には、把握するのが困難です。ただ、規模はそれほど大きくはないので、夜の散歩がてら、あえて迷ってみるのもいいかもしれませんね。
日本食に舌鼓
この日本人町には、数十の日本食料理レストランがあります。ラーメン屋もいくつかあるので、ラーメン好きにも日本人町はおすすめです。『居酒屋』と描かれた赤提灯に釣られて、一杯ひっかけるのもいいでしょう。
ベトナムという南国の夜で焼き鳥を頬張りビールを飲むのはなんだかちょっと違和感がありますが、それもホーチミンの夜の楽しみ方と思ってください。ちなみに、写真上の『麺処大ちゃん』は在住者に人気のラーメン店。夜のラーメンに格別の味がするのは、ここでも同じです。
居酒屋が多い!
日本人町にはおひとり様歓迎の居酒屋が多々あります。どこのお店も席数はそれほど多くないので、団体でわいわいやるのであれば、大通りに出るのがいいでしょう。1~3名程度であれば、この日本人町の路地裏の居酒屋で、焼酎を飲みながら焼き鳥を頬張ってみては。
また、居酒屋以外にもラーメン店、蕎麦屋、鰻屋などもあります。どのお店も日本に浸れる雰囲気を演出してくれているので、ベトナム人や外国人の友人を連れていくにはぴったりです。
お洒落カフェも多数
路地裏にはお洒落な内装のカフェも多数点在しています。ほんのり苦みの効いたロブスタ種にコンデンスミルクをたっぷり入れるのがベトナムコーヒーの特徴。最近はアラビカ種も世界各国から輸入するようになったので、日本と変わらないアメリカンやカフェラテ、モカなどを出すお店も増えてきました。
ベトナムは100年フランスに統治されていました。その間には実に多くのフランスを含む西洋文化が浸透しましたが、カフェもそのうちの一つ。ベトナムではホーチミンを中心にカフェが数えきれないほど多くあり、その数は日本のコンビニ以上。ベトナム人女性にとって、カフェタイムは何よりも楽しい至高の時間。友人や恋人と話に花を咲かせ、いつまでも屈託ない話を続けるのがベトナム女子。
皆さんも、時間に追われずカフェで彼女たちのカタコトの日本語にじっくりと耳を傾けてみてください。それだけで二人の距離はぐっと縮まることでしょう。
カラオケよりガールズバーが多い!
お次は気になるナイトスポットのご紹介。無論この路地裏には非常に多くの夜のお店が並んでいます。ただし、大きなお店が構えられないせいか、カラオケよりもガールズバーや小ぢんまりとしたマッサージ店が多い様子。
マッサージ店の多くは風俗営業なので、女性は注意してください。とは言っても、たいてい店前に露出の高い服を着たベトナム人女性がいますので、怪しいお店か否かは判断できるはずです。
ガールズバーをお探しなら、この界隈がいいでしょう。行きつけにしたくなる隠れ家的なバーもあれば、煌びやかなネオン看板を掲げる高級ガールズバー(カウンターバー)もあります。料金システムは店によって若干異なる場合があるので、心配な方は入店して最初にスタッフに訊ねるといいでしょう。一杯だけ飲むのであれば、シンプルにアラカルトを注文すればいいのですが、長居したい場合は飲み放題のプランを選ぶといいでしょう。料金の相場は25ドル~40ドル。
ホーチミンの夜は日本人町で決まり!
友人を引き連れて行くのもいいですし、一人で散歩がてら迷い込むのもおすすめ。路地裏にある日本人町は、魅力がたくさん詰まっています。また、ガールズバーやマッサージ店は店の入れ替わりが早いので、定期的に顔を出してみてください。きっと新しい発見に巡り合えることでしょう。